「番」の名のとおり、普段づかいに

特選番傘はシンプルな竹骨と和紙のコントラストが美しい定番の雨傘です。素の竹を割ったやや厚めの骨48本と太い柄竹を用いた、男性向きの頑丈な作りが魅力。

竹骨の上には国産の手漉き和紙を貼り、天然の亜麻仁油を引いて、天日干しで乾燥させることで防水性を高めており、雨の日も安心してお使いいただけます。ほのかな亜麻仁油の香りや、頭上でパラパラと鳴る雨音など、五感で雨の日をお楽しみください。

番傘の「番」には諸説ありますが、「いつもの、普段使いの」を意味すると言われています。「番茶」や、京都の家庭料理「おばんざい（お番菜）」と同様、気取らず使える存在であり、昔は番傘といえば、様々な屋号や家紋、文字を入れて、職場や学校、旅館などの置き傘としても広く使われていたものです。

【取り扱いに関して】

■雨天でのご使用に関して

天然の亜麻仁油を引いて、天日干しで乾燥させることで防水性を高めておりますので、安心してご使用いただけます。

※ただし、使用後は必ず陰干しし、湿気を完全に取り除いてください。

■保管に関して

・保管時は風通しのよい場所でお願いします。（除湿剤・防虫剤の使用を推奨）

・立て方：洋傘のように傘立てに逆さまに立てるのではなく、頭を上に壁に立てかけるか上部の紐で吊るしてください。

・長期間保管する場合：年に１、２回は傘を開いて風通しを行ってください。

万が一傘の油がくっついて開かなかった場合は、少し暖めてからゆっくりと和紙をさばきながら開いてください。

■ご使用上の注意

傘を開くときは柄を握ったまま軽く左右に回し、少し開いたら中のロクロを持って開いてください。決して無理に力を加えず、ゆっくりと開いてください。

（その他）

時間の経過とともに和紙が薄黄（亜麻色）に色づいていきます。

この変化を「枯れる」といい、変色や異常ではありませんのでご安心ください。

特に番傘等は良く枯れたものが好まれます。

◉日𠮷屋

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